ヴェネツィアをモチーフにした景色を見ながらカンツォーネを楽しめる高級料理店うかい運営のカフェだが味は普通かな
評価4.0:★★★★☆箱根ガラスの森美術館はヴェネツィアをモチーフにして、ヴェネツィアンガラスの作品が多数展示され、ヴェネツィアっぽい雰囲気を再現した美術館だ。箱根の美術館全般的に言えることだが、基本的に小難しい現代美術のような作品は少なく、「わかりやすく綺麗」なものが多いので、楽しい散策にはもってこいのスポットの一つだろう。
さて、そのガラスの森美術館の中にあるカフェがこのカフェテラッツァ、ここはなんときれいな景色を眺めながら、イタリア人のカンツォーネを楽しむことができるのだ。このカフェの最大の売りはそこかと。運営は銀座、表参道、高尾などに高級料理店を展開する株式会社うかい。なんだけど、1200円前後のパスタ以外は3000円台のローストビーフランチくらいしかなくて、いまいち選択肢が少ないし、味も普通かなと。食事以外の付加価値が大きいカフェだと思う。
ではカフェの外観から。風景がものすごくよい。水とガラスによる光と、緑にあふれたこの風景、箱根でも1,2を争う風光明媚さだと思う。さらに室内ではイタリア人のアーティストが巻き舌でなんか言いながらカンツォーネを歌っている。非常にいい雰囲気だ。
ちなみにカンツォーネのコンサートは毎時ちょうどに開催されているので、あんまり時間気にせずふらっと入ってもカンツォーネは聴けると思う。
さて、料理のメニューに。料理は食べようと思って来るとそんなに選択肢はない。軽食のサンドウィッチ、1200円前後の単品パスタを除くと、定食は3680円のローストビーフランチセットのみ。とりあえずその店のMAXが見たいのでローストビーフランチセットを選択。
サラダとパンとキッシュ、アイスティーにメインのローストビーフ。んーとねー、ローストビーフで圧倒的においしいと感じさせるのはそもそも難しいと思うんだよね。だからここの料理に圧倒的な高評価は付けようがない感じ。普通においしいはおいしいけど値段も値段だからね。
続いてデザート。ふわふわのシフォンケーキに生クリームが添えてあり、くだものとベリー系のソースが付け合せに。普通においしいはおいしい。ただ、このカフェ、欠点があって、周囲に蜂が飛びまくっているのよ。そしてこの甘さたっぷりのデザート・・ね。もう何が起きるかわかるでしょ?蜂がデザートに群がるのよ。怖くて食事に集中できないんだよ!
ということで、食事は悪くはないんだけど、ずば抜けておいしいとかコスパがいいというわけではないので、食事以外のところの付加価値が高いというのがこのカフェの特徴かなと私は思う。
場所は箱根の美術館が密集している仙石原。芦ノ湖の北東の地域だ。箱根裏街道沿いにあるのでわかりやすいかと。バスでも箱根登山バスで「俵石・箱根ガラスの森前」という美術館の目の前にあるバス停で降りればいいので迷う要素はないと思う。公式サイトは下記。
http://www.ciao3.com/restaurant/menu/index.html