唯一富士屋ホテルの別館にあるレストラン。和食を特に食べたいのでなければ他より優先順位は落ちるかも
評価3.5：★★★☆☆
富士屋ホテルの中で、唯一別館にあるレストラン「菊華荘」。朝食付きの宿泊プランを選んだ人は、予め言っておけばここで食事をすることも可能。本館の建物は、和洋折衷ながらも基本的に洋館のような作りになっているのに対して、この「菊華荘」は日本庭園もある純日本建築の建物だ。
私は富士屋ホテルのレストランはひと通り食べておきたかったので、ここでランチを食べたが、富士屋ホテルの一番高くて豪華なメインダイニングで食べたいなら「ザ・フジヤ」、カレーなどの名物として知名度があるものを食べたいなら、カジュアルレストランの「ウイステリア」になると思うので、ここは富士屋ホテルで一度食べてみたいって人にとっては一段優先順位が落ちるんじゃないかなと思う。
味は、もちろん悪くなかったけど、「これ激うまっ！」みたいなインパクトのある一品は特になかったかと。富士屋ホテルは他のレストランも含めてだいたいそんな感じ。
菊華荘の外観。ご覧のとおり純和風建築で庭園もある。
中はこんな感じ。畳ではあるが、食べるところはテーブル席になっている。
メニュー。1万円以上のものもあるが、ランチのメインメニューとしては3500円の箱根寄木膳、4200円の溶岩焼きステーキ御膳、8000円の彩華会席の3つかと。一番出るらしい箱根寄木膳を選択。ドリンクはノンアルコールの梅酒(600円)を。
まずはドリンク。中に梅が入っている。
前菜。里芋の何かだったと思う。
メインの一つ目。
メインの2つ目。箱根の伝統工芸品であり、様々な模様の木材を寄せ集めて作る寄木(よせぎ)細工を使った器が使われている。ちなみに会計時に持っていく木札にも寄木が使われている。
最後がデザート。みかんとなし。
ということで、特別に美味しい何かがあるわけでも、知名度のあるメニューがあるわけでもないので他の富士屋ホテルのレストランと比べると地味な存在ではあるが、それなりのボリュームの料理が出るので、比較的コストパフォーマンスの高いレストランと言えるのかもしれない。
場所は、まず富士屋ホテルの本館は、箱根湯本からケーブルカーで宮ノ下で降り、道なりに行ったところにある。菊華荘は、富士屋ホテルの本館から道を隔てたところにある。
