箱根・箱根ラリック美術館「LYS(リス)」でランチを食べた感想・口コミ

全力でおすすめ!2000円以内のランチでは回った限り箱根最高レベルの美味しいランチ

評価5.0:★★★★★
箱根には10日ほど滞在していろいろなところでランチを食べたのだが、結論として、主たる美術館併設のレストランに関しては基本的においしい、少なくともハズレはないということがわかった。中でもこのラリック美術館併設のLYS(リス)に関しては群を抜いておいしい。

もし誰かに箱根のランチのおすすめを聞かれたら、10000円以内の予算でなら勝又シェフの経営するオーベルジュ・オー・ミラドーの名前を挙げるが、2000円以内、2000円前後の予算ならこのラリック美術館併設のLYSの名前を挙げると思う。特に塩加減やソースの味付けが絶品で、高い調理技術を持っていることがわかる。


箱根ラリック美術館は宝飾デザイナーでありガラス工芸家であったルネ・ラリックの作品がいろいろと置いてある美術館。特にガラス細工の作品は綺麗なものが多く、手軽に楽しめるのではないかと思う。ここに限らず箱根の美術館は、現代美術のような意味不明で一部の人にしかよさがわからないようなものではなく、万人がパッと見て綺麗だなと思うような「わかりやすい」ものが多いのが特徴だ。

ラリック美術館は仙石原という芦ノ湖の北東に位置する場所にある。この辺りは金時山やススキ草原などハイキングに適した場所が多くあるに留まらず、ガラスの森美術館、星の王子さまミュージアムなど、美術館もたくさんあるので、美術館めぐりにも適した場所だ。


このLYSはラリック美術館の入り口入ったところにあるレストランで、写真の通り一面窓ガラスの開放感のある作りになっている。


ちなみにラリックが中のガラス細工をデザインした特等車の中でお茶とお菓子を食べるなんて企画もここでやっている。


さて、本題のレストランの方に戻ろう。メニューはこんな感じで2000円前後の構成になっている。私はいろいろ食べたかったので、フォアグラのテリーヌとムース(1600円)と、メインプレート(1900円)に、デザート(マリアージュフレール香るプリン、500円)を選択。


まずは前菜のフォアグラのテリーヌとムース(1600円)。フォアグラがとてもおいしい。最近だとファミレスでもフォアグラがメニューにあったりするけれども、調理の仕方によっておいしさがぜんぜん変わることを実感。


続いてメインプレート(1900円)。サラダのドレッシングもおいしかったし、鶏肉の塩加減やソースが絶妙だった。


メインプレートに追加できるデザート(マリアージュフレール香るプリン、500円)。ふわっとした食感ながら濃厚で、これもとてもおいしい。


ここの料理は何を食べてもものすごくおいしいというのが印象的だった。特にソースの味付けがとてもよいと思う。きっといい料理人がいるのだろう。箱根の美術館のレストランは大体どこで食べてもおいしいのだが、ここに関しては群を抜いていると私は思う。


ということで、最後にLYSの場所を紹介。つまりはラリック美術館がどこにあるかという話なんだけど、箱根裏街道(国道138号線)の近くで、箱根登山バスなら仙石案内所前、箱根高速バスなら箱根仙石案内所が最寄りのバス停みたいね。私は仙石原を延々と歩いて行ったクチなので実は公共交通機関でのアクセスはあまり詳しくない。公式サイトのURLも貼っておこう。
http://www.lalique-museum.com/caferestaurant/